あらすじ
左大臣家には兄妹がいる。
兄、定正は若くして左近衞府の中将となった、通称桜の中将。
妹、桜子はその美貌から帝の女御にと噂が立つ通称、桜姫。
この二人、実は禁忌の双子であった。
桜子が生まれた時、暗雲は消え去り咲かずの桜が芽吹いたのだ。
左大臣はこれを神の祝福とし、桜子を一年遅く生まれたこととした。
そんな桜子に入内の話が持ちかけられ、断るための口実として東宮の尚侍として内裏に入ることとなった。
尚侍としてやってきた桜子に東宮は、己は呪われているのだと赤く蛇のようなあざのある腕を見せる。
あやかし退治の名手と名高い定正に、呪いの正体を突き止めてほしいと願う東宮。
しかしそのあやかし退治、実は破邪の力を持つ桜子が定正の体に乗り移っておこなっていたのである。
誰にもその真相はバレてはならない。
定正と桜子はお互いの体を入れ替えながら、呪いの真相を暴いていくーー。
※平安【風】ファンタジーになります。
拙い知識のため間違えがあるかと思いますが、そういうものなのだなとお読みいただけますと幸いです。