あらすじ
この世界には、科学では解明できない存在がいる。幽霊、妖怪、怪異、UMA、モンスター。
その呼び名は様々なれど、確かに理外の存在はいた。そして、そんな怪物たちに対処する専門家もいた。
理外の存在と対峙するために、同じく理外の力を行使する者たち。古き時代から活動していた彼らは、歴史の裏側から社会の安寧を守護していた。
それは特異な力を振るう自分たちが迫害されることを防ぐためであり、科学全盛の現代社会で混乱を引き起こさせないためであった。
──しかし、ある大事件をきっかけに、その秘密のヴェールは破られた。人々はオカルトの実在を知った。
かくして、日陰の存在であった彼らは、強制的に陽の光の下へと引き摺り出された。
いないはずの存在が『いる』とされてしまった世界。なし崩し的に変革が始まってしまった世界。
これはそんな世界に生きる、ある少年の物語。神宮寺オカルト相談所に所属する彼視点で紡がれる、やかましくもままならない日々の物語である。