あらすじ
みんなが当たり前に持つものを持っていないって、なんて惨めなんだろう。
聖獣の価値がその人の価値とみなされるスーファニア王国で、スザンヌは聖獣を召喚することができなかった。
自分の傍らに寄りそう聖獣の姿はなく、からっぽの空間しかない。
皆に避けられる不吉な存在になってしまったスザンヌは、自分の存在を消すようにして生きてきた。
からっぽなスザンヌは、複雑な生まれ故にどこか歪なジルヴェスターと出会い、彼と彼の黒くてモコモコしたおかしな聖獣と絆を深めていく。
なにもない自分を認め、道を決めた時、奇跡が起こる。
そこでスザンヌは何を選ぶのか?