あらすじ
時は1960年、ロシア
人類の歴史を分かつ2度目の世界戦争で勝利したのはナチス・ドイツであった。史実では米国と並ぶ2大超大国として君臨したソビエトの姿はこの世界では見る影もない。モスクワ以西は侵略者の軛にあり、シベリアの荒野では激しい内戦が行われようとしている。
独ソ戦で家族を奪われ、自らもナチスの絶滅収容所で虐待を受けていたという壮絶な過去を持つシベリアの若き元帥アレクサンドル・イワノフはその様な悲劇をもう断じて引き起こさぬようロシアを再統一し、ナチスに対抗できる強い国を築くという信念を自らの「使命」と奉じ、内戦を戦うことになる。
しかし夥しい命を戦争の火に焚べて獲得した理想の先にあったのは......
そして絶望の中破滅に向かっていく人間たち.......
彼は今度こそ祖国を護り、大切な人を護れるのか?
数千万の骸の山の頂きにイワノフが見た光景とは?
(13、14、16節は歴史考査が不十分だったため現在訂正中です)