あらすじ
かつては将来を夢見ていた──
今はただ、プリンタの紙詰まりを直すだけの毎日。
28歳、くたびれた社内SE・真嶋純也。
夢も情熱も置き忘れた彼の前に、ある日突然、“誰にも見えない少年”が現れた。
茶色の猫っ毛に、琥珀色の目。
彼は純也のことを「まっしー」と呼び、なぜかすべてを知っていた。
「また、誰にも言わなかったね──」
彼は誰なのか。なぜ、今、現れたのか。
失ったものと向き合うように、止まっていた人生が、静かに動き出す。
これは、夢をあきらめた男と、“見えない少年”が繋ぐ、再起動の物語。