あらすじ
全寮制の名門「青蘭学園」。伝統の剣道部に所属する沖田静は、ある春の夜、寮の一室で“生徒消失事件”に遭遇する。
消えたのは、部のエースであり静の親友・篠原。
残されたのは、血で描かれた「七つの歯車」の謎めいた記号。
同時に、学園各所で「七不思議」にまつわる怪異が連鎖し、次々と生徒が行方不明となる。
学園は外部から完全に孤立し、教師もまた不可解な行動を見せ始める。
静は、剣道部の仲間やミステリー研究会の少女・鷹野、そして不気味な転校生・黒沢らと協力し、
「七不思議」の真相と消失事件の謎に挑む。
だが調査が進むほど、静自身の記憶や人格も歪み始める。
“僕”と“俺”――二重の一人称が交錯し、現実と幻覚の境界が曖昧になっていく。
やがて明らかになるのは、学園に隠された戦後の“集団記憶操作実験”と、
剣道場地下に封印された「呪われた歯車装置」の存在だった。
静は、親友を救い、学園を呪縛から解放できるのか。
そして、彼自身の“本当の記憶”とは――?