あらすじ
尼寺で育った孤児の芙茗(フーメイ)は、ある日幼馴染みの許嫁から「結婚できない」と告げられる。
理由は言いにくそうにしていたから、詳しくは聞かなかった。
きっと彼には自分よりも良い娘がいるだろうし、大人しく話を受け入れた。のだが……
「あら? つまり婚約破棄された今、私は自由ってことじゃないかしら」
どうせこの先も孤児に縁談など無いだろうし、寺にいたら妹達の縁談の邪魔にしかならないと思う。
「そうだ、家(寺)出しましょう!」
――と、芙茗は自由に生きることを決意し、寺をでたのだが。
「俺の花嫁はどこだ」
寺に訪ねてきた皇帝が、芙茗を花嫁にすると言う。
しかし、寺にはもう芙茗はおらず置き手紙のみ。
【もう小娘じゃありませんもの、どうぞ探さないでください】
実はこの皇帝、芙茗を皇后に据えなければ正式な皇帝とは認められない、と元老院に言われ
皇帝だが、仮初めの皇帝のままであった。
絶対に芙茗を見つけ嫁にすると誓う皇帝と、
自由を謳歌するために、男装して念願の科挙を受験し見事二位で合格して官吏となってしまった芙茗。
知らぬ間に、夫婦の前に主従になってしまった二人は、気付きそうで気付かない距離で関わっていくことに。
宮廷の幽霊を探したり、なぜか芙茗が女装して後宮妃のふりをしたりと……
行動力がありすぎるのほほん才女は、男装官吏として自由を謳歌する。
いつも通り、ライトミステリー✖恋愛ものです