あらすじ
お前の回復魔法は使い物にならない。王都から出ていけ」
王子との婚約を破棄され、聖女アメリアは役立たずの烙印を押されて追放された。
──だが、それは解放の始まりだった。
回復魔法に即効性がないと見限られた彼女の力は、実は古代に伝わる“命を根から癒す”奇跡の魔法《神癒(しんゆ)》だった。
辺境の村でひっそりと畑を耕し、薬草を育て、人々を癒す日々。
だがその奇跡の力はやがて王都にまで届き、かつて彼女を捨てた王子と、封印から目覚めた竜が頭を下げにやって来る。
「お願いです、聖女様──どうか、王国を救ってください」
けれど彼女は、穏やかにこう告げた。
「もう遅いです。私はもう、“癒す”相手を見つけましたから」
──これは、追放された“落ちこぼれ聖女”が、田舎でゆるやかに最強へと至る、癒しとざまぁと恋の物語。