あらすじ
高校2年生の夏、何処にでも居るような平凡な男子高校生の英太郎、誰よりも信用している親友の宗弥、明るく皆を笑顔にするB音、礼儀正しく穏やかなC菜の4人は変わらない平和な日常を過ごしていた。
いつからだっただろう、この平和な日常にヒビが入り始めたのは……。
英太郎には小さい頃から、人の顔が黒いモヤによって見えないという悩みがあった。
だがその中でも、親友の宗弥だけは顔がハッキリ見えた。
そして、英太郎はどこか宗弥に依存していた。
変わらず日常を過ごす中、7年前から行方不明だった宗弥の弟、柊弥がついに失踪宣告を受けた。
様々な感情が渦巻く葬儀の夜、英太郎に宗弥から一通のメールが届く。
『明日、18時30分頃いつもの場所で待ってる』というメールが来ていた。
英太郎は突然の宗弥からのメールを不思議に思いながらも翌日約束の場所に行くと、ある人物が焼身自殺をしているところを目撃する。
英太郎は落ちている持ち物を拾い、自殺者が判明する。
その人物は、英太郎の親友の宗弥だった。
その日を境に英太郎たちの周りでおかしな事が起こりはじめる。
カンニング、パパ活に……。
そして、人の死。
礼儀正しく穏やかな少女。
明るく笑っていた少女。
誇り正しく正義感に満ちはずれていたはずの教師。
誰よりも信用していた親友。
誰もが何かを抱えていた。
それは英太郎自身も……。
真実を求め歩き出した英太郎に現れる小さな”影”。
少しづつ暴かれる、とある大きな嘘と真実。
そこには想像を超える結末が待っている。
ーーー平和な日常を崩したのは一体誰なんだ?