あらすじ

クダンという生き物を知っているだろうか。

 人面牛身という不可解極まりない身体構造を持ち、その口からは予言という名の呪言を吐き残し、死んでいく。
 
 歴史書の中に、その存在が書き記されている。
 
 しかし、このクダンの像には二つ間違いがある。
 一つ目は、人面牛身ではないこと。
 
 クダンは、外見や体の構造は、ヒトと変わりがない。普通に生活していれば、クダンと判断することは、不可能だろう。
 
 二つ目は、予言を残すわけではないということ。

 クダンは、起きることが『先にわかっている』のではない。

 クダンが、『語ったことが実現する』のだ。

 いわゆる言霊信仰に近い。ただし、クダンが語った未来は100%実現する。

 なぜそんなことがわかるかって?

 そりゃあ、簡単な話だ。

 僕自身が、クダンだからさ--

クダンの少年、万葉(かずは)とその同級生ほたる。

二人の出会いから物語は動き出す。

言葉で運命を紡げるが故に、言葉に絶望した少年と。

絶望的な世界にいながら、未だ世界を信じようとする少女と。

二人が織りなす終着点は未定の現代小説。

宜しければ、ご賞味あれ。

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アルファポリス
アルファポリス2025/07/14
  • 現在の作品クダンと少女