あらすじ
20歳の僕は、高校生と間違われるほど幼い見た目と、変わらない高い声をコンプレックスに抱えていた。
就職活動はうまくいかず、面接では笑われ、声は「気持ち悪い」とまで言われた。
働いて、借金を返して、生きるためだけに日々を繰り返す中──
ふと目に入ったのは、「Vtuberになってみませんか?」というネット広告だった。
顔を出さない世界。声だけで表現する世界。
そこなら、自分にもなにかできるかもしれない……。
コンプレックスだらけの僕が、“ねこしず”という名前で再び歩き出す、
小さな自己肯定と再出発の物語。