あらすじ
「うー……気分悪い。お前、どうだった?」
「最悪。薬を五十錠も飲まされた。途中で吐きそうになったし、大変だったぜ。もう風邪ひいても、ぜってー薬飲まねえ」
「おれは血管に薬を打たれたから平気だったな。でも、めちゃくちゃ痛かったよ。もう注射は勘弁」
「僕は飛び降りだったよ。まあ、貴重な体験だったね。かなりの痛みだったけど、それが逆に“生きてる”って実感させてくれてさあ」
「え、嘘だろ。おれも飛び降りだったけど、途中で目の前が真っ暗になったぞ」
「おれも、おれも。一瞬で終わった感じ。つまんねーの」
「たしか、途中で気絶しちゃうらしいよね。おれは最後まで意識あったけど、痛みはなかったなあ」
「お、お、お前は頭から落ちたんだろ? お、おれは失敗した。足から落ちて……ほ、骨が、お、お……」