あらすじ
カードゲームが好きだ。
集めて集めてうんざいしたカードの山の中で手に取った一枚に焦がれることもあった。
何度も、何十も、何百回もスリーブが擦り切るまで回した果てに出来たプレイングに自分を褒めたくなったことこともあった。
練り込まれたデッキには色んなものが入っている。
揃えたカード資産の金額、ひらめきと考え抜いたゲームメイク、試行錯誤に費やした時間、回したスリーブの消耗劣化の傷。
青春が練り込まれている。
青春が詰め込まれてた宝箱で。
だから、カードゲーマーが祈るのは最後だけ。
プレイも構築も磨き抜いて、運に祈るのはその最後に添えるだけで。
それ以外には何も祈らない。
※カードゲームが社会を支配する世界に転生した一般カドショ通いが、奮闘する話です
ハーメルンでも掲載しています