あらすじ
2133年、東京──現実は荒廃し、人々は仮想空間に逃避するようになった世界。
記憶を失い、コールドスリープから目覚めた青年・ハヤミ・トオルは、唯一ネオンが灯る都市“シブヤ”へと辿り着く。だがそこは、巨大企業ミラ=コアによって徹底管理された、自由なき都市だった。
混乱の中で出会ったのは、青緑の髪を持つレジスタンスの女兵士・アオイ。
彼女もまた、忘れられた過去と、“奴隷チップ”という宿命を背負っていた。
ミラ=コアの支配、人体改造、情報統制、反乱遺伝子──
すべては都市の「心臓部」に繋がっていた。
トオルは己が“人造の兵器”であることを知りながら、彼女を守るため立ち上がる。
そして明かされる、ふたりの関係──それは血を超えた“想いの絆”。
都市を取り戻すため、たとえ姿が消えても隣に在ると誓った彼の決意は、やがて都市の命を救う光となる。
だが、タワーの奥底で再び“何か”が目を覚ました──
これは、失われた記憶と絆が都市を再生する、反逆と再生のサイバーパンク叙事詩。