あらすじ
都市伝説系YouTubeチャンネル《VOID WALKERS》の生配信中、
一人のメンバーが――突然、消えた。
舞台は「奇数月・奇数日・午後8時8分」にだけ渡れる“橋”の先、
この世に存在しないはずの【旧・〇〇村】。
「名を呼ぶな。返事をするな。忘れてはならない」
神だった“何か”が、異界の闇に堕ち、
それを封じるため村は地図から消された。
だが今、その封印は――語られなかったがために、綻び始めている。
日本酒片手に配信を見ていた私は、
なぜその村のことを“知っていた”のか。
これは、忘却が破綻を生む世界で、
「名」を記録し、祀るために存在する“記録者”の物語。
語られた時、怪異は祀られる。
忘れられた時、封印は破綻する。