あらすじ

「お前とは離縁だ!俺はこのジゼルと再婚しようと思っている。とっくの昔に我が領地も立て直したし、こうなったらお前のような芋女の顔など見たくもないからな」 愛人の腰を引き寄せながら、フラナド伯爵は自らの妻に冷たく言い放った。 落ちぶれていたフラナド伯爵家は、三年前に嫁してきた現伯爵夫人の領地経営のもと、右肩上がりに持ち直した。 その伯爵夫人こそ、離縁をまさに今言い渡されているメリアーナである。 過去の離縁まで指摘され、"芋女"、"みすぼらしい"、"実家が太いだけで何の長所も無い"と夫は言う。 「確かにわたくしは二度ほど侯爵家に出戻ってはいますけれど……」 名を消されて飼い殺しか、それとも毒殺か。妻のままだと起こりうる未来。離婚証明書に国王陛下の印璽を頂いて初めて離婚が成立する。 離婚証明書が王城に到達するまでの五日間、三年間尽くしてくれた使用人たちと共に、実家への出戻り帰還劇が幕を開ける── 領地を豊かにするのが趣味な女性の、三度目の離縁の顛末はいかに── 前半は糖度が低いかもしれません。

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カクヨム
カクヨム2025/06/27
  • 現在の作品芋女と呼ばれて三年。離縁を夫に申し渡された伯爵夫人の次の手は