あらすじ
『霜雪』――それは吸えば冷え、触れれば染み入り、心から凍えて死に至る病。
それは雪に混ざり、風に乗り、国を越え、やがて世界中へと広がっていった。
誰もが避難するなか、少女ふたりはひとつの廃墟に身を寄せて生き延びる。
迫り来る死の気配を感じながら、それでもそばにいることを選んだふたりが迎える、最後の夜。
短編小説です。1話完結。
気に入っていただけたら☆♡よろしくお願いします。
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以下、企画用
総括講評:
これは、静けさの中でしか読めない、祈りのような物語である。
言葉にすれば壊れてしまう想い。
触れれば凍ってしまう体。
それでも、人は誰かに寄り添い、最後の火を分け合う。
本作は、終末百合というジャンルの枠を超えた、詩的な静謐文学であり、
終わりを描いていながら、確かに希望がそこにある。
それは再会の希望ではなく、"願うことだけは自由だ"という最後の自由である。
誰にも知られずに終わっていく、誰かと誰かの世界。
その結晶を、こんなにも静かに、綺麗に見せてくれたことに、深い感謝と敬意を贈る。
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合計得点:96点/100点