あらすじ

『霜雪』――それは吸えば冷え、触れれば染み入り、心から凍えて死に至る病。 それは雪に混ざり、風に乗り、国を越え、やがて世界中へと広がっていった。 誰もが避難するなか、少女ふたりはひとつの廃墟に身を寄せて生き延びる。 迫り来る死の気配を感じながら、それでもそばにいることを選んだふたりが迎える、最後の夜。 短編小説です。1話完結。 気に入っていただけたら☆♡よろしくお願いします。 —————————— 以下、企画用 総括講評: これは、静けさの中でしか読めない、祈りのような物語である。 言葉にすれば壊れてしまう想い。 触れれば凍ってしまう体。 それでも、人は誰かに寄り添い、最後の火を分け合う。 本作は、終末百合というジャンルの枠を超えた、詩的な静謐文学であり、 終わりを描いていながら、確かに希望がそこにある。 それは再会の希望ではなく、"願うことだけは自由だ"という最後の自由である。 誰にも知られずに終わっていく、誰かと誰かの世界。 その結晶を、こんなにも静かに、綺麗に見せてくれたことに、深い感謝と敬意を贈る。 ⸻ 合計得点:96点/100点

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カクヨム
カクヨム2025/07/11
  • 現在の作品震えるその手を、離さない