あらすじ

大川芽花(おおかわ ちはる:通称チハル)はコスパが悪いことが嫌いな中学一年生。その冷めた性格と言動が理由で中学校にはあまりなじめていないけれど、お母さんに言われてしぶしぶ入った塾では意外とうまくやれていた。 中学に入学して二か月が経ったある日、チハルの塾に転入生がやってくる。千古遥(せんこ はるか:通称ハルカ)と名乗った彼は、すごくイケメンなのだけれど言動がちょっと、いやかなりヘン。コスパの悪い言動が気になってしまうチハルは、ついつい口に出してしまう。いつもだったら口うるさいと嫌がられるのに、ハルカくんはなぜかものすごく感謝してきて……なんとチハルは、ハルカくんに勉強を教えることになってしまう。 チハルは、ハルカくんに勉強を教えるという「コスパの悪いこと」をこなせるのだろうか? そして、ヘンな言動が多いハルカくんが隠している秘密とは? ボーイミーツガールの王道ジュブナイルSF。 ――――――――― <つばさ文庫応募用のあらすじ> ※ネタバレ注意! 主人公の大川芽花(チハル)は、中学校の人間関係に息苦しさを感じ、中級クラスの塾でのみ平穏な時間を過ごせる、と感じているコスパ第一な女子中学生。チハルの唯一の理解者は、塾で同じクラスの友人、アユだった。ある日、塾に千古遥(ハルカ)という不思議な転入生がやってくる。銀髪で背が高く、誰もが振り返るくらいにイケメンのハルカだが、日本の常識に極端に疎く、その言動はチハルたちの感覚からは大きくズレていた。チハルはそんなハルカの小さな間違いを指摘したことをきっかけに、彼に勉強を教えることになる。 勉強会を通じて二人の距離は縮まっていくが、ハルカに勉強を教えることで自身の成績が上がった結果、塾の先生から上級クラスに上がらないかという誘いを受ける。断るチハルだが、それをきっかけにハルカは自分が地球外から来た存在だとチハルに告白する。彼の瞬間移動を見て、一応は信じるチハル。 チハルがハルカに塾の勉強を教えるだけではなく、ハルカがチハルに「宇宙人」としての生活を教えるという双方向性を持つ関係になったことで、二人の距離は縮まる。しかしハルカは、自分の存在がチハルに迷惑をかけ、彼女を自分たちの種族の性質に近づけてしまうことを恐れ、ひとり母星へ帰ろうと決意する。彼の思考がチハルの夢に現れる現象も発生し、ハルカはより深刻に悩んでしまう。しかし、チハルの呼びかけとハルカに地球行きを命じた「母様」の介入により、ハルカは地球に留まることを決意。ハルカは自分の正体が「遥か昔に地球に生を受けた旧人類」であることを告白し、二人は会話によってお互いのすれ違いを解決した。また、ハルカの思考をチハルが夢で読み取ってしまう問題も、ハルカの一族に伝わる独特な「ダンス」によって解決する。関係を再構築した二人は、これからも共に過ごしていくことを約束し、「また明日」という言葉を告げていつもの生活へと戻っていく。

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カクヨム
カクヨム2025/07/07
  • 現在の作品いつかきっと、あの宇宙から