あらすじ
「ねえ。この言葉をある人に伝えてほしいの。──『あなたのせいじゃない』、この言葉を、あの人に。メイアさんに伝えて。あなたになら、できるわよね?」
王子の婚約者となった、男爵令嬢のメイア。メイアは、元婚約であるシナンの処刑が、明後日に行われると知らされた。その時、メイアは気づいた。シナンが処刑されるのは、自分が彼女を蹴落としてしまったからなのだと。
そう気づいたとき、メイアの足は、シナンが閉じ込められている地下牢へ向かっていた。
メイアは地下牢で、シナンと話す。メイアは、シナンの優しさに心を打たれた。シナンという女性は、地下牢に閉じ込められていても、他人の心配をするような、優しい女性だったのだ。
そんなシナンを見て、メイアは決意した。この人を逃がして見せると。
メイアとシナン。二人の少女の逃走劇が始まる。