あらすじ
ここは人知れぬ裏世界――魔界デモンズマウンテン。
その頂にそびえる黒き城に君臨するは、悪の秘密結社《ダークの狐》。人間界侵略をもくろむ魔族たちが進出を開始し、魂の力「魂能力(こんのうりょく)」を持つ者たちを次々と狩り始めていた。
その一方、人間界のリューキュー地方。
少年・比嘉聖悟は、ごく普通の中学生――だったはずが、ある嵐の夜、異能の魂能力を覚醒させる。相棒となった魂獣・狛龍(リュウケン)とともに、ダークの刺客たちと壮絶な戦いを繰り広げる中、世界の命運を担う存在へと変貌していく。
そこへ現れたのは、遥か銀河から降臨した正義の天使ダンと、意思を持つ神獣・銀河狐。彼らは、闇に堕ちかけた聖悟の魂を救うため、宇宙規模の異能戦争に介入。やがて聖悟は、魂能力の源である《魂の源泉》を巡る最終決戦に身を投じる。
悪の首領ダークは、「マスタースカウトカード」によって魂能力者たちを洗脳・支配しようと目論むが、聖悟の“特異点”としての力がすべてを超越する――世界を書き換える《魂のリベレーション》を発動し、戦いは終焉を迎える。
だがそれは、すべてをリセットする力でもあった。
聖悟は魂能力も異能も存在しない平和な世界へと、世界そのものを移行させる。
静かな浜辺の町。何も知らない一匹の犬――リュウケンと、少年・聖悟は、あの日とは違う世界で再び出会う。
銀河の彼方から見守るダンと銀河狐は祈る。
「もう誰も、魂に縛られぬように――」
これは、異能と友情、宇宙と魂をめぐる壮大な戦いと、
すべてを癒す“優しき再生”の物語である。