あらすじ
人類が滅びたあとの地球で、ただ一人生き残っている男。
気が狂うほどの孤独に耐え続ける日々の中で、男が見つけたのは月面通信ポッドだった。これがあれば月面基地との間で小型の物品をやり取りできる。
月面基地には誰か生き残っているかもしれない、そんな淡い希望を乗せて男は手紙を打ち上げる。期待しつつも、半ば諦めていた。返事など来るはずもないと。
だが数日後、男は自分の目を疑う。ポッドが帰ってきているのだ。
着陸したポッドの中には、月からの手紙が入っていた……。
38万kmを隔てて、地球最後の文通が始まる。