あらすじ
突如東京に現れた、世界最悪のS級ダンジョン。
名だたる探索者たちが挑むも、最奥にいたドラゴン──黒竜の一撃で壊滅。
その場にいた青年・朝倉陽翔は、仲間たちを逃がすため、命を燃やし──左腕や一部の触覚を引き換えに、光の一閃でドラゴンを斬り伏せた。
その戦いは、全世界に配信されていた。
人々は彼を英雄と呼び、称えた。
──だが、それを見届けた者たちの心には、別のものが芽生えていた。
使い魔の銀子は、泣きながら彼の無事を喜びながらも、こう呟く。
「……妾のせいで、ご主人は……左腕が……」
仲間の一人は、誰よりも笑顔で彼を迎えながら、夜の病室で膝を抱えて呟く。
「助けられたのに……私、何もできなかった。ワタシガ……同じパーティーにいていいわけがないよな」
陽翔は誰も責めない。誰にも怒らない。
──けれど、彼が傷ついた事実が、彼を慕う者達の心に拭えない影を落とした。
陽翔が「気にするなって!」と笑う度、彼女達の目は、少しずつ曇っていく。
完全に趣味にふりきった話です。更新頻度は………………お察しです。反響次第ではそこそこ更新するかも