あらすじ
戦勝を祝う式典において、大聖女と付き従う聖女四人の一行は、とある者たちの罠にはまり、恐ろしい獄焔に包まれてしまう。
獄焔が消え去った後には、灰すら残されていなかった。
大聖女たちの死を疑う者は誰もいなかった。
大聖女は獄焔に呑まれる寸前、聖魔術を行使し、四人の聖女を守り抜いていた。
自分自身は身代わりとなり、獄焔を全身で浴びてしまっていた。
次に大聖女たちが目覚めたのは、どことも知らぬ氷に閉ざされた世界、全てが凍てつく白銀の世界だった。
どうにか覚醒できた大聖女の前に現れた眉目秀麗の男は、静かに告げた。
「目覚めたか。余の愛しき者よ」
男は自らを冥王と名乗り、大聖女を妻とする、と堂々宣言する。
事情も何も分からない中、恋愛経験ゼロの大聖女は激しく混乱、最初こそ拒絶するものの、傍で男を見ているうちに次第に惹かれていく。
大聖女と冥王、異界の者が界という大きな垣根を乗り越えて、結ばれることなどあり得ない。
動揺する大聖女に、さらに追い打ちをかけるように様々な困難が降りかかる。
大聖女はそれら全てを跳ね除け、幸せな未来を勝ち取ることができるのか。
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