あらすじ
魔力は最弱(プランクトン級)、頭脳は最強。全ての事象を分析・解析せずにはいられない、超合理主義の朴念仁 **カイ**。
魔力は最強(天変地異レベル)、恋には最弱。プライドがエベレストより高い、ポンコツ気味の天才公女 **エリアナ**。
王立アストリア魔法学園を舞台に、出会うはずのなかった正反対の二人が出会う時、世界の常識と学園の備品は、木っ端微塵に砕け散る!
これは、ただの魔法学園物語ではない。
発火魔法に失敗して自分の髪をアフロにし、修復魔法が暴走してクラス全員をパンクロッカーに変えてしまう、日常茶飯事の小規模災害。
エリアナがカイへの対抗心から召喚した紅茶が、教室を水浸しならぬ「紅茶浸し」にする『アールグレイ大洪水』。
フィンの発明品が暴走し、教室中に「相手が最高に魅力的に見える惚れ薬」の蒸気が充満。愛の告白と奇行が飛び交う、阿鼻叫喚の地獄絵図が繰り広げられる『ピンクの霧の悪夢』。
シリアスな学園防衛戦の最中には、なぜか場違いな応援歌が大音量で流れ、敵も味方も微妙に戦意を削がれる始末。二人の壮大な痴話喧嘩は、いつしか「夫婦漫才」と称され、学園の名物となった。
しかし、そんなドタバタな日常の裏では、学園の地下に眠る古代遺跡の謎と、禁忌の魔法「魂の天秤」を狙う謎の組織「魂魄の徒」の影が、静かに、しかし確実に、彼らに忍び寄る。
カイが代償として失った記憶、エリアナの家系に隠された秘密。そして、世界の均衡を揺るがす、大きな陰謀。
果たして、理屈でしか物事を考えられない朴念仁は、乙女の複雑な恋心を理解(解析)できるのか?
少女の恋心という名の最終兵器は、世界の危機を救うことができるのか?
笑いすぎて電車では絶対に読めない、ドタバタラブコメディ。
そして、いつしか始まる、壮大な冒険の物語。
彼らのどうしようもなく面倒くさくて、かけがえのない珍道中の、幕が上がる!