あらすじ
「君とはもう終わりだ。愛しているのは、彼女だけだ」
公爵令嬢セレナは、王都で開かれた舞踏会の場で、婚約者である第一王子アレクシスから、突然の婚約破棄と、侍女との浮気宣言を受ける。
裏切り。嘲笑。哀れむ視線。
ああ、滑稽ね。涙?
そんなもの、見せてたまるものですか。
「それでは私も、恋をし直すことにします。……もっと面白そうな相手と」
セレナが向かったのは、隣国・グランディール王国。
そこにいるのは、“冷血”“暴君”と噂される王、レオニウス。
けれど彼は、セレナの前でだけ、違う顔を見せる。
最凶と名高い暴君王の寵愛。
そして元婚約者エリオットは知る。
自ら捨てた令嬢が、誰よりも高嶺の花となったことを。