あらすじ

世界が壊れても、人として生きていたいと思った。 瓦礫に覆われた終末の街で、男は人を撃ち続けていた。 誰にも命じられていない。ただ、生き延びるために。 そして──“五百人殺したら、自分も死ぬ”と決めていた。 今日、四百九十九人目を撃った。 夜。焚き火の前に現れたのは、少年だった。 「兄貴を殺したのは、あんただな」 銃を向ける少年と、最後の“ひとり”を探す男。 引き金の向こうにあるのは、復讐か、それとも救いか。 引き金の重さと、生きる理由の軽さが交差する。 終わりゆく世界で“人である”ことを信じた男の、静かで暴力的な祈りの物語。

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カクヨム
カクヨム2025/07/07
  • 現在の作品それでも人として