あらすじ
『創作はいつだって、僕の味方だ!』
そう信じていた……けれど、それはあっけなく打ち砕かれてしまうーー
大好きなラノベに感化されて、恋愛小説を書き始めた僕、『間借瞬太郎』は、出来上がった初作品を投稿サイトに掲載しようとしていた。
頑張って作り上げた初作品に、期待と不安が入り混じる僕。
投稿前に、まずは身近な人に読んでもらおうと思った僕は、クラスで小説が好きな女の子に感想をもらったのだが……。
残念ながら、僕の小説は真っ赤なペンで添削されて返ってきたのだ。
「わたしには、何が面白いのかわからなかった」と一言添えて。
ショックを受けた僕はその日、創作の道を閉ざすように、自ら“心を折って”しまう。
だが、その直後。
転校してきたばかりの不思議な美少女が、うなだれた僕に声をかけてきた。
彼女の名前は――日々野アイ。
「一度、心を折ってしまったあなた。私はあなたが求めていた“何か”を一緒に探します」
まるで用意したみたいに、僕の全部を肯定する笑顔だった。
現実とは思えない、都合の良すぎる彼女の言葉に少し困惑する。
それでもアイの優しさに包まれた僕は、もう一度創作と向き合う事を決めた。