あらすじ
「君との婚約を解消したいんだ」
我が侯爵家を訪れた婚約者、バーニー・スプルースは私、ニーナ・ウィスタリアにそう告げた。まるでお茶を飲むついでのように、事もなさげに。
「ううう、初恋だったのに……!」
恋に破れ、結婚の予定も消え、泣きに泣き濡れて暮らすニーナのもとを訪れたのはツンデレ令嬢、マドリーン・セラドーン。いつも何かとライバル視してくるマドリーンの不器用な励ましで立ち直ったニーナは、もと婚約者バーニーの居る学園に通う決断をする。
顔を見てしまえばまた失恋の痛みが蘇るのではと落ち着かない日々を過ごすニーナ。しかし、そんなニーナの不安をよそに、バーニーの姿はすっかり学園から消えていて──