あらすじ
「勇者の代わりなど、いくらでもいる」
ある日、王国から捨てられた元勇者オルド。信じていた国から裏切られ、死に場所を求めて魔物がはびこる魔族領に足を運んだ彼を拾ったのは――。
「わらわはシスティア・クライン。『弱者の魔王』じゃ」
力も無ければ土地も無い、テント暮らしの魔王だった。
国から捨てられた元勇者と、実力主義社会の魔族の国で虐げられている魔族たちを救うために旅をしている魔王。その弱者救済の旅には、いつしか人が集まって来て……?
「ちょっと! もうちょっとそっち寄りなさいよ!」
「これ以上寄ったら魔王様が潰れるだろ!」
「ぴうっ! オルドさん、肘が当たってるですぅ!」
「はっはっは! この旅も賑やかになってきたのう」
「「「あぁもうっ、狭いっ!」」」
これは、人無し土地なし力なしの魔王様の側近として魔族の国を旅をしている元勇者が、先々の街の問題を裏で暗躍しながら解決していくことで『魔族を救う』物語。