あらすじ
エヴァは昨日女王の座を退き、その地位を姪に譲った。国を維持し、年の離れた亡き姉の娘が即位できるまでの中継ぎで十年、女王として国を治めたエヴァは夫サイモンと共に新しく与えられた領地に向かう。
隣国の第三王子であったサイモンは献身的で、文句も言わず愛人も持たずただ黙ってエヴァを支え続けてくれた。しかしエヴァはずっとその献身に後ろめたさを感じていたのだ。
何か、報いる術はないのか。エヴァは、ついにそれをサイモンに聞いてみたが――。
結婚して十年目の二人が、やっと夫婦になる話。ただただ平和なお話です。