あらすじ
透き通るような金髪の彼女、ジア・プリムローズは、西の国境を守護する辺境伯の第三子である。家業を請け負ってくれた兄と姉のおかげで、自由奔放に生きることを許されていたジアは魔道具士を夢見ていたのだが、ある出来事をきっかけに、魔道具が作れなくなってしまったのだ。
それ以来、療養も兼ねて社交会へ送り出されたジアは、順調に人との関わりを……増やし過ぎてしまった!
次々と訪れる男女を問わない告白者の大群に六年間は耐え忍んだものの、卒業に伴って王立魔法学園という後ろ盾も失ったジアには限界が来てしまった。式の後、自分を家に招き入れようとする令嬢令息の群れからなんとか逃げ延びたジアは決意する。
「恋愛なんてするくらいなら、トラウマに立ち向かった方がマシ!」
これは、そんな経緯で親元に戻ってきた彼女が、幼き日の夢を追い求める中でさまざまな困難に直面しつつ、強く生きていく物語。
中でも一番厄介なのは「毒蛇」と呼ばれる不良冒険者!
「したたかに振る舞うご令嬢が、すっかり堕落するところが見たい」
なんて言うけれど、その振る舞いは気味が悪いほど優しくて……?
「小動物系人たらし令嬢」×「毒舌粘着質冒険者」が織りなす、魔道具工房経営譚!