あらすじ
西暦2059年――。
第三次世界大戦によって国家は崩壊し、戦後の復興と秩序は男性中心の軍事体制によって再構築された。
男は「守るべき戦力」、女は「守られない存在」へと――。
暴力と格差が支配するこの歪んだ世界で、見捨てられた女性たちは自らの手で正義を掴み取る。
その名も、〈ガールズビジランテ〉。
武装した少女たちによる、女性のための自警団。
政府に見捨てられた弱者を守るため、そしてこの不公平な社会を変えるため、彼女たちは戦場に立ち続ける。
一方、主人公・フミヤ・テレスは心優しい性格の少年。
うつ病を抱えながらも、「誰かを守りたい」という想いだけを胸に、男性だけが通う軍学校で訓練を続けていた。
しかし、精神疾患への理解のなさ、男であるという立場、そして心無い同期たちからの嘲笑。
彼は日々、見えない痛みと向き合いながら生きていた。
ある夜、フミヤは裏路地で複数の男に襲われそうになっていた少女――レウミンを目撃する。
無謀だと知りながらも、フミヤは彼女を庇い立ち向かう。
そしてボロボロになる中、突如現れた謎の少女兵・ネルナによって窮地は救われる。
その正体は、ガールズビジランテの幹部たち――。
レウミンはこの組織の出資者であり作戦統括を担う冷徹なエージェント。
ネルナは“悪魔”の異名を持つ戦場の自由人。
この二人との出会いが、フミヤの運命を大きく動かす。
「なぜ男であるあなたが、女の私を庇ったのか」
そう問うレウミンに、フミヤはただ一言、こう答える。
「……助けないと、そう思ったんだ。理由なんてないよ」
無自覚な優しさが、誰よりも重く鋭い。
彼のその行動と想いに惹かれたレウミンは、フミヤを“唯一の例外”としてビジランテにスカウトする。
そして――組織に迎えられたその日、
レウミンは初めて“男”という存在に、心をかき乱されるのだった……。
これは、弱くて優しい少年が――
絶対的な力を持つ少女たちの中で、“守る側”へと変わっていく物語。
――少年と少女の戦場ハーレム×心震わす覚醒の物語、始動。