あらすじ
後宮の妃の中で、一度も帝のお通いのない妃がいた。
妃の名前は美珱。
鷹椿公爵の長女で、現在十六歳の美少女だ。しかし、いくら美しくても、帝が寵愛してくれなければ、『ただ飯食い』である。
年間数百万になる妃の生活を節約する為にも、帝より臣下に下賜される事が決まったのだがーーー。
相手はなんと今上帝『晃嗣』の秘書官、中山彰義だった。
きっと、命令でやむなく自分を貰ってくれたのだ、美桜は彰義に申し訳なく思う。彰義はまだ十六歳の美桜に、女学校に通うように勧める。
優しい彰義との日々。
美桜は慣れないながらも、料理や掃除を頑張る。
そんな一生懸命な美桜の姿に、彰義は徐々に惹かれていく。