あらすじ
「あなたは、どこにいる?」
命を懸けるたび、鋼鉄と血が交錯し、世界が軋む。生態系が崩壊し、機械と生命が融合する終末の地球。地下深く張り巡らされたアンダーネストと、星々の狭間を漂うセカンドアース――人類は二つの拠点に分かれ、未知の脅威『ヴァジュタス』に抗いながら、生存を賭けた死闘を続けていた。
ユトスは、戦場に身を置き仲間を守るために戦い続けていた。しかし、「インダストリー」という生態系の秩序を正し人類復興を担う機関に囚われ、戦場を支配する錬金術兵器「イノベルム」の実験を受ける。その過程で彼の存在は揺るがされ、戦場は彼自身の選択を試す場となる。
一方、地球を捨て「セカンドアース」への移住計画――「エグレシア」が進行していた。理想の未来を掲げたその計画は、移住地確保を巡る激しい闘争と裏切りに彩られ、命の選別を強いる冷酷な現実が繰り広げられていた。地球という終焉の地は新たな血の舞台と化し、命の灯火が激しく揺らぐ。
その混沌の中、ユトスの行方を追い続ける仲間、マリナ。任務を遂行しながらも彼を探し出すため戦場の炎に身を投じていた。巨大なヴァジュタスとの死闘を繰り返す中、彼女はついにユトスとの再会を果たす。だが、その再会は彼女に深い絶望をもたらした。その瞳に宿るのは、共に未来を語り合った記憶の欠片すら残されていない冷たい光。彼が発する無機質な言葉が彼女の信念を揺さぶり、選択の時を迫ることになる。
さらに、執行者イリス。彼女は、ユトスを監視し支配するという任務を負いながら、自らの感情と命令の狭間で葛藤を深めていく。その内なる闘争が、物語全体に波紋を広げていく。
絡み合う運命、交錯する思惑――。ヴァジュタスに隠された因縁や「エグレシア」の戦場に浮かび上がる陰謀の中で、彼の選択が世界の命運を決する鍵となる。
問いかけられる存在の意味。その刹那、命の灯火は激しく燃える。 命の選別が問われる未来、あなたなら何を選ぶ?
時の果てに立つ碑、存在の記憶が静謐の中で響く。
◆小説家になろう様で連載中の作品です。
以前投稿していた内容を大幅ブラッシュアップ。
尚、用語集、挿絵ありが好みの方は、小説家になろう様でご覧下さい。
壮大なテーマ、独自の世界観、そしてキャラクターたちの内面を深く描いた重厚なドラマ。スリルなアクションがSFとローファンタジーを彩り、新緑の終末の中で紡がれる物語をお楽しみ下さい。
キービジュアル『近況ノートより』
https://kakuyomu.jp/users/Rajni/news/16818622173424891606