あらすじ

この世界は作り物だと信じている少女、菊池 草苗。 草苗には人が色のついていない操り人形のように見えていた。今日も人間観察をしながら学校までの道を歩いている。いつもと変わりない光景に悲しみながら、草苗は前を向き、目を奪われた。 目の前を歩いている少女には色があったのだ。少女の名前は沼尾 花奈。草苗の通う学校に転校してきたばかりの少女だった。 「この世界は彼女のために作られた世界なんだ!」 「そして私は、彼女のために生まれてきた存在なんだ」 花奈と出会い、そう確信した草苗。二人は親友となり充実した日々を送っていた。草苗は花奈に傾倒し、花奈が己を頼ってくれることが何よりも幸福なように思っていた。 しかしある時から花奈の様子がおかしくなる。花奈が草苗を避けるようになったのだ。最初はなんとも思っていなかった草苗だったが、花奈に拒絶される度に胸が苦しくなる。 「……嗚呼、これはバグだ」 世界に不具合が起きたから花奈が私を避けるのだ。そう確信した草苗は放課後、不具合が起きた原因を呼び出す。 これは狂気に囚われた少女の破滅の物語だ。

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小説を読もう2025/04/28
  • 現在の作品世界を作り物だと認識してしまった少女の末路