あらすじ
人生の折り返し地点、35歳。ついに神様から一つだけ自分が望むスキルを授けてもらえる歳に差し掛かった主人公・アルバスは、皆から王国内に二人いる次期宰相の呼び声高い補佐の一人として期待され、本人もそのためにスキルを取得するのだろうと思っていた。
しかしひょんな出会いから、仕事の忙しさに忙殺されて心の余裕をなくしている自分に気が付く。
今の俺って、人生、楽しめてるか……?
自問自答した彼は、普通なら仕事に生きるスキルを取るところを、心に深く感銘を受けた物を本人に見えたように書き上げるスキル・絵描き(ドローイング)を取得する事に。
宰相になる将来を自ら辞退して、たまたま拾った最強スキル持ちのモフモフ管狐と旅に出る。
綺麗な景色、美味しい物、誰かの笑顔、幻獣や生命の様々な神秘。
時には危険な場所もあるけど、普通の人には見れない景色を見、その情景をスキルで書き起こしていくアルバス。
気が向いた時に、旅の中で思い出した人たちにお土産を送り、時に相手を喜ばせ、時に相手を困らせる。
一方で、ある商人から「スキルで書いた絵で常設個展を開く」ビジネスの話を持ち掛けられて――。
アルバスの絵が個展会場に増える度に、勝手に誰かの心を人知れず救い、誰かの夢の背中を押したりもする。
モフモフと行く、穏やかで充実したおひとりさまの、趣味に生きる旅スローライフ。
こちらです。