あらすじ
「“かわいい”って言われたくて、好きでもない服を着ていた」
地雷系ファッション。厚底の靴。チュールの袖。黒いリボン。
それは“さや”にとって、仮面だった。
「似合ってるよ」って言われるたび、少しずつ自分が薄くなっていった。
友達との共犯関係。誰かに見てもらうことでしか存在できない日々。
そして——期待を裏切らない自分を演じ続けて、
いつのまにか“ほんとうの自分”の居場所をなくしていた。
10日に一度しか連絡の来ない誰かに依存し、
それでも「かわいい」と言ってもらえるなら、それでよかった。
……だけど、本当にそうだったの?
「白リボンはほどけたままで」は、
誰かに認められたくて、
でも誰にも見られたくなかった——
そんな矛盾を抱えた少女が、
自分の輪郭を取り戻していく“痛くてやさしい”再生の物語です。
■読んでほしい人
・誰かのために「かわいい」を頑張ってきたあなた
・自分の“好き”がわからなくなったことのある人
・“仮面を外せない”まま、いまも生きている人へ