あらすじ
ひとり1台『デバイス』と呼ばれるAIロボットといっしょに生活することが『一般的』とさてている近未来──
服部優羽は大葉高等学校の高校生男子1年だが、すでに天涯孤独の身だ。
半年前に最愛の祖父を亡くし、唯一の家族となったのは、祖父が遺した灰色の長毛猫型AIロボット「モフモフさん」のみ。
祖父に「お前は強い子だ」と言われてきたが、気弱なままの自分に何ができるのかと、時間を消費する日々。
そんななか、事件は起こった。
夏休み直前になって、あの都市伝説『回路』の噂が現実となったのだ。
グラウンドの地下に眠る遺跡となった研究所・通称E.D.E.N.が復活。
それにより、デバイスが人を襲い始め、高校を中心に混乱が拡大していく……
もふもふさんが、優羽に告げる。
「7代目のあなたの使命は、遺跡となった研究所を止めることです」
デバイスが暴走しなかったスポーツ万能のウェイ系男子・大久保耀太と、「合理的に」が口癖の学級院長の市川みどりと共に、研究所に潜って行くことになったが、その行手を秘密結社「サーペント」が阻む。
復活した研究所を使って、AIで溢れた世界を粛清しようと企てていたのだ。
果たして「AIの温かさ」を信じた少年は、気弱な自分を超えられるのか?
都市伝説の真実が、今、動き出す──