あらすじ

──その子は、笑顔で命を捧げていた。 魔王討伐の旅に加わったのは、ひとりの頼りなげな魔法使いの少女。 笑顔が可愛くて、パンが好きで、みんなの役に立つことが嬉しくて。 でも、そんな彼女の魔法は……寿命と引き換えに放たれていた。 誰にも言わず、気づかれないように。 ただ「助けられてよかった」と笑って、彼女は旅の終わりに消えた。 名前も過去も、何も残さずに──。 仲間たちはまだ知らない。 「魔法使いちゃん」と呼ばれる彼女が、何を背負っていたのか。 これは、誰の愛も受け取らず、全てを救って消えた少女の物語。 しかし実際には、消えた「魔法使いちゃん」は、何万年も生きる長命種だった。だから、寿命を多少、使用したところで、別に何の問題もなかったのだが……。 本人が消えたことで、その説明をする者は、誰も、いない。 また、何の因果か、彼女たちの冒険の旅が、「優しさで世界が包まれるような物語」として、現実でアニメで放映されることになってしまい――。 勘違いもの+曇らせ+掲示板形式です。曇らせられるのは、「魔法使いちゃん」以外の登場人物と、「日常ものだろうなぁ」と思ってわいわい見ていたアニメの視聴者たちです。寿命が消費されていたと発覚した瞬間、地獄が始まります。ハッピーエンドにしたいですね。

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小説を読もう2025/04/23
  • 現在の作品(書籍発売中!)逃げる魔法使い 〜寿命を削って魔法を使っていただけなのに、なんだか周囲の様子が変です〜