あらすじ
雪深い山奥の村で、〝神の子〟として祀られる少女・エナ。
誰とも触れ合うことを許されない彼女に、唯一、心を通わせてくれた少年・キオ。
「大きくなったら、迎えに来る」──そう約束して、キオは村を旅立った。
それから七年。
青年となった彼は、変わらぬ姿のエナと再会する。
だがその出会いは、彼女を〝ただの少女〟にするための、哀しい儀式の始まりだった。
必要なのは、強い想いと、すべてを失う覚悟。
記憶を失っても、名前を忘れても、それでももう一度出会えると信じられるか?
──愛は、運命を超えるのか。
ひとりの少女のために、すべてを賭けた男の、再会の物語。