あらすじ
「君とは婚約破棄だ」
王都の社交界で華やかな未来を期待されていた伯爵令嬢レノア。しかし、婚約者である王太子アレクシスから突然の婚約破棄を言い渡される。さらに、彼が新しい婚約者として選んだのは、王家の縁者であり彼女を見下していた令嬢フローレンスだった。
公衆の面前で屈辱を受けたレノアは、王都を離れ、山奥の別荘へと引きこもることに。
しかし、婚約破棄されてもレノアには“研究”があった!
貴族社会に背を向け、幼い頃から夢中になっていた薬学の研究に没頭しはじめる。すると、偶然訪れた小さな村で致死率の高い“黒毒菌”が流行していることを知る。見放された村を救うため、レノアは独自の調合技術を駆使し、新しいポーションを開発することに――!
やがて、彼女が作り出した奇跡の薬は王都の学術院の目に留まり、ついには王家からも支援を申し出られるほどの大成功を収める。
一方その頃、レノアを捨てた元婚約者アレクシスとフローレンスは、策略が裏目に出て信用を失い、貴族社会での立場が危うくなっていた……。