あらすじ
レベッカは、つい先頃まで王城に暮らしていた。王城にいて、忙しく働いていた。彼女には執務があって、仕上げた書類の最終確認をすることはあっても、こんなふうに刺繍の出来栄えを確認することは三年の間、一度も無かった。
三年間、夫に刺繍をして贈ることすら無かったのだ。
そんなだから、こんなことになったのかしら。
手にした刺繍の仕上がりを確かめながら、レベッカは今現在をそう静かに受け止めている。
レベッカ・キャンベル・マグダナースは、先月、春の初めの芽吹どきにアルバートと婚姻を結んだ。
互いに再婚だった。アルバートは婚姻を結んで一年足らずの妻を流行病で亡くしている。以降、六年間を独り身で過ごしてきた。
そうしてレベッカといえば、アルバートとの婚姻の前月には、前の夫とは離縁が決まっていた。
❇鬼の誤字脱字を修復すべく公開後に激しい修正が入ります。
「間を置いて二度美味しい」とご笑覧下さいませ。
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❇100%妄想の産物です。妄想なので史実とは異なっております。
❇妄想遠泳の果てに波打ち際に打ち上げられた妄想スイマーによる寝物語です。
疲れたお心とお身体を妄想で癒やして頂けますと泳ぎ甲斐があります。
❇座右の銘は「知らないことは書けない」「嘘をつくなら最後まで」