あらすじ

会社帰り、藤崎夏生(ふじさきなつき)は、いつもと違う駅に降りた。 その駅には、ストリートピアノ──通称『ストピ』が置いてある。 夏生は、動画撮影の準備をすると、ピアノを弾き始めた。 すると、演奏の最中に、乱入してきた人物がいた。 その男は夏生の隣に座ると、ピアノを弾き始める。 突然、連弾することになった夏生は、指がもつれそうになりながらも、なんとか無事に演奏を終えた。 心の中で、この男に悪態をつく。しかし、そこは大人になって笑顔を浮かべ、相手にお礼の言葉を伝えた。 すると、男も笑顔をこちらに向ける。そして、一言、伝えたいことがあると言ってきた。 男は夏生の耳元でそっと囁く。 「あなたの音って、つまらないですね」──と。 ・45話と46話は非公開になります ※※【公募用あらすじ/1171文字】※※ネタバレを含みます。閲覧注意。 この物語は、藤崎夏生がストリートピアノをきっかけに、七沢聖也と出会い、結ばれる物語である。 会社帰りに駅ピアノを弾いていると、男が乱入してきた。 連弾をし、お礼の言葉を告げると、その男は「つまらない音だ」と言って去って行った。 夏生は、怒りが溢れ、必ず男を見つけ出し、自分の演奏で彼を殴ってやると心に誓った。 男もストリートピアノをやっているだろうと考えた夏生は、ある日、都庁のピアノを訪れた。 そこで、夏生と同じように動画撮影を行っている人物、畑中斗真と出会い、ストピを通じて友人を初めて得る。そして彼と交流を重ねた。 ある日、夏生はいつも降りる駅を乗り過ごしてしまった。そしてそこで乱入男と偶然再会する。彼を引きとめ、話をした末に連絡先を交換する。 彼の名前は、七沢聖也。 七沢はピアノに乱入した相手が夏生であることを知らないようだった。夏生もそれを告げないまま、友人のような関係を続ける。 そんなある日、七沢と一緒にストピを弾こうと約束をする。しかし、夏生はその約束の前日、会社の飲み会で寝坊し、約束を破ってしまった。そして、そのまま彼とは連絡が取れなくなってしまう。 連絡が取れないまま日々が過ぎ、夏生は彼と再会した駅へ向かった。そして、再び偶然の再会を果たし、和解することができた。 七沢と畑中、そのふたりとの交流を重ねる。ある日、そのふたりを含めた三人でストリートピアノを弾きに行く機会が訪れた。そして、その動画を投稿した後、夏生の生活に変化が訪れる。 夏生の動画に粘着質なアンチコメントがつきはじめた。 悩んだ結果、夏生は、自分と同じように動画を投稿している畑中に相談することにした。そして彼から「それを書いたのは、実は七沢ではないか」と告げられた。 その数日後、会社の同僚と飲み会で、夏生は、同僚にも同様の悩みを打ち明けた。すると同僚は、「むしろ畑中のほうが犯人なのではないか」と言い出す。 アンチコメントを投稿しているのは、七沢か畑中か? それをハッキリさせるために、夏生は二人を呼び出した。 その結果、犯人は畑中だった、夏生に比べ、動画登録者が増えないことへの嫉妬。さらに夏生への恋心もあり、嫉妬に駆られた彼は、その罪を七沢になすりつけようとしていた。 夏生は、畑中に別れを告げ、その場を一度は後にした。 話を聞いてくれと畑中が追いすがってくるものの、夏生は取り合わなかった。話を聞いてくれないと分かると、彼はポケットからナイフを取り出し、襲い掛かろうとした。そのピンチを救ったのは七沢だったが、彼は右手に怪我を負ってしまった。 すぐに病院へ行き、診察の結果、ピアノの演奏に支障はないことがわかった。その結果に夏生は安堵する。そして、怪我が治るまでの間、七沢の手伝いをするということで、一緒に住むことになった。 その時間の中で、二人は心を通わせ、結ばれたのだった。

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カクヨム
カクヨム2025/03/07
  • 現在の作品ストピ・スピカ ~俺が掴む、たったひとつの一番星~