あらすじ
そこには、いやもう目の前にまで迫っている鉄の塊。
私は、今までの平凡な人生の振り返りムービーを何処か他人事のように観ながら、小さくガッツポーズをしていた。
「やっと解放される...」
人生を諦めていた男は、自死する事も出来ず、日めくりカレンダーのようにただひたすらに人生を消化していた。
そんな男に神様は最後にチャンスをくださった。
横断歩道の向かい側で驚いた表情でこちらを見つめる、尻もちをついた女学生。
恐ろしく近くで聞こえるクラクションよりも、遠くで誰かが発した悲鳴と、自分の鼓動の方が大きく感じた。
長かった...なんて。
そう思っていたらーーー