あらすじ
「追放した相手に命を救われる――これこそ最高のザマァでしょう?」
貴族でありながら医師として働いていたナターシャ・ヴァレンタイン。
彼女は医療協会の決めた診察料金を無視し、貧しい市民には格安で治療し、貴族や富裕層からは高めに料金を取るという独自の方針を貫いていた。
だが、それが協会の怒りを買い、「異端の医者」として国外追放される。
それからしばらくして――王国の国王が難病に倒れる。
治療法が分からず、医療協会の名医たちが次々と匙を投げる中、唯一の完治例を記録に残した医師がいた。
そう、それは他でもない、ナターシャ本人。
だが、彼女はすでに国外追放され、行方知れず。
焦った王子アレクシスは必死の捜索を行い、ナターシャが辺境の村で無医村支援をしていることを突き止める。
王子が懇願するも、ナターシャは「私は国外追放された身なので戻れません」と冷静に告げる。
しかし、「この村に代わりの医師を派遣してくれるなら、戻ってもいいわ」と条件を提示し、王都へ帰還。
そして――彼女の手によって国王は救われる。
追放された女医が、皮肉にも国を救い、王家の信頼を得ることに。
さらにその後、ナターシャを追放した医療協会の会長すら病に倒れ、命の危機に陥る。
かつてナターシャを見下し、排除した男が、今や彼女に命を託すことになるとは……。
「これが医者の仕事よ。誰が相手だろうと、私はただ助けるだけ」
これは、復讐ではなく、ただ“医師としての誇り”を貫いた女性の物語。
最高のザマァは、敵を見返すことではなく、“命を救う”ことだった――!
王都の医療改革、王子との関係、協会の変革――
追放されたはずの女医が、いつの間にか王国の医療を変えていく!?
痛快! 追放ざまぁ×医療改革×恋愛要素ありのラブファンタジー、ここに開幕!