あらすじ
高校生の草木瑩(くさきあき)は、亡き姉の名を借りて深夜のレンタルDVD店でアルバイトをしている。校則違反と、過去に犯した大きな罪。二重の秘密を抱え、誰にも心を開かずに孤独な日々を送る彼女は、同じように影を持つ同級生・笹本遼(ささもとはる)と出会う。
彼もまた、偽りの名前で店を訪れていた。
ある日、瑩は奇妙な老人から、捨てたものが消えるという不思議な黒いダストボックスを手に入れる。軽い気持ちでそれに「消し去りたい願い」を捨てた時から、瑩の周りで不審な出来事が起こり始める。それは偶然なのか、それともゴミ箱の力なのか。
そして、常に側にいる遼の存在。瑩は否応なく、危険な真実へと近づいていく……。
孤独な魂が引き寄せ合う、歪んだ秘密と罪の物語。