あらすじ
子供の頃から優秀だった徹にとって母親は一番の自慢だった。美人で、頭が良く、人当たりも良くて、料理もうまくその仕事ぶりから雑誌などで取り上げられるほどの有名人、常に凛と堂々としていて自信に満ち溢れた母が大好きだった。しかし突然訪れた母の死が徹を狂わせる。明るく社交的だった性格は一変し、心を閉ざし周りと距離を置くようになる。そんな徹の下に一人の女性が現れた、坂本志穂。ボランティアをしている二十歳の志穂は心を閉ざしていた徹を励まし親身になってくれた。まだ小学六年生だった少しずつ心を開いていくのだが志穂も突然姿徹の前から姿を消してしまい、それによって徹は完全に人間不信になり心が壊れてしまう。成長し大学生になった徹は正常な心を取り戻そうとする、そんな彼に運命の出会いが……