あらすじ
「――好きな人ができたんだ、リリア」
侯爵令嬢リリア・ブロージェットは、婚約者にそう言われ――あっさりと、婚約を破棄された。
泣きもせず、怒りもせず、ただ静かに「わかりました」と頷いた彼女は、社交界で『氷の令嬢』と噂されるほど感情を表に出さない淑女。
……でも本当は、ちょっぴり寂しがり屋で、家族想いの『普通の女の子』
そんな彼女の前に現れたのは――王位を放棄した元第一王子、ウィンセント・エヴァルド。
「俺の妻にならないか、リリア」
「……は?」
それから彼女の幸せの日常はスタートされる。