あらすじ
リュドミラ・シアンテ公爵令嬢は、豊満な肢体を惜しげもなくアプローチした美しい夜会服に身を纏い、羨望の眼差しで見惚れられ自分の出番を緊張の面持ちで待っていた。
しかし最愛の婚約者シリル・バルサントスは、婚約者の自分ではなく平民上がりの伯爵令嬢ミラ・アルテンドをエスコートして現れた。
リュドミラは驚愕するが、それよりも取り巻きたちが憤慨し、シリルが席を外した所でミラにワインをかけようとする。
止めようとグラスを掴むが間に合わず、ミラのドレスはワインで汚れてしまう。取り巻きたちは追い込むようにミラを罵倒しようとするが、シリルが戻ってきて惨状を目の当たりにしてしまう。
リュドミラがミラにワインをかけたのだと憶測で判断すると、シリルは”婚約破棄も視野に入れる”と鋭い眼光で睨みつけながら冷たい声音でリュドミラに告げてしまった。
謝罪をして大広間を立ち去るリュドミラは、悲しみに暮れて自暴自棄に陥るのだった。