あらすじ

一人の老人が死んだ。  孤独な死だった。さびれた駅の片隅で、誰にも看取られることなく、誰にも悲しまれることなく、捨て猫のように死んだ。  ただ、老人はその死に様という点で人目を引いた。  ダンボールの家の壁に寄りかかったその遺体は――ぴかぴかに磨きぬかれた百以上の靴に囲まれていたのである。  届かぬ想いに身を焦がした老靴みがきの、切なくも儚い物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2025/02/17
  • 現在の作品ロンドンの猫はルビーを恋い慕う